無償の健康は若い時だけ
30歳を過ぎたあたりから、病気への不安を感じたり健康を意識することが多くなりました。
10代や20代の時などは健康のことなどまるで気にもしませんでしたが、30代に入ったあたりから、ちょっと脂っこい食事を摂るとしばらく胸やけが続いたり、週末に休んでも疲れがなかなか取れなかったりと、なんというか、身体が澱んでいくスピードが新陳代謝で体がリフレッシュされていくスピードを追い越してしまったような感覚になったのを覚えています。
中学・高校時代は結構激しいスポーツの運動部に所属していましたし、大学時代もスポーツジムに通ったりかなり活動的な生活をしていましたので筋肉量も同じ年齢の平均値から比べてもかなり多く、基礎代謝も高かったのでいくら食べても太らない身体だったのですが、社会人になって仕事を始め、運動をする機会が減ってからはやはり徐々に体重も増えはじめました。
それでも学生時代に作り上げたいわば筋肉貯金がありましたので基礎代謝もそこそこに、少し食事の量を気をつければすぐ元に戻るような感じです。
体調にかんしても、慢性的にどこが痛いとか気分がすぐれないということはなくたまに風邪を引く程度で、「自分は健康体である」という自信すら感じられる程でした。
20代はそんな感じでしたので、職場で年末調整の時に上司から任意加入の保険関係の書類を出すように指示されれて「俺、入ってません」と答える度に「おまえなぁ、医療保険ぐらいは入っておいた方がいいぞ。」というアドバイスも余計なお世話だと思っていましたし、街で中年のおばさま達がウォーキングをしていたり、休日に普段はサラリーマンとおぼしきおじさま達が河川敷をこぞってランニングしていたりする姿に「ただ走ったり歩いたりしてないでもっと有意義に時間をつかったいいのに」と思っていました。
しかし、自分も歳をとり、健康というのは努力しないと維持できないものなのだということがわかりました
10代・20代の若い頃のように簡単には体重もなかなか落ちませんし、「あれ、ちょっと体調がおかしいな・・・」という時にちゃんと休んだり薬を飲んだりしておかないとやっぱり具合が悪くなります。
今では私も任意加入の保険に入り、河川敷を走っているのですが、走っているときに若い人が横を颯爽と自転車で駆け抜けていったりすると、「若者よ、自転車ではなくて走った方がいいぞ」と思ってしまい、自分が20代の頃は周りの先輩方から同じように思われていたのかなと不思議な感覚になります。